本コラム100回目の御礼と今後への展望


コラムを執筆し始めたきっかけ

本コラムもついに100回目となりました。
初回の掲載について見てみたら、2014年8月でしたので7年以上連載してきたということになります。

もともとこのコラムを書き始めたきっかけは、当時まだ当社の製品の知名度も低く(当時はまだ社名もゼロスタートで、ZEROZONEというシリーズ名でした)、SEOについてどう取り組んでいくのが良いかについて識者の方に相談したところ、「そこでしか読めない、中身があるコンテンツを作成していくのが一番良い」との助言を頂いたことです。

その方の助言通り、Googleはその後どんどん検索結果のロジックのアップデートを重ね、オーガニックで中身のあるコンテンツが重視されるようになってきました。
私のコラムなどは拙いものですが、それでも以前に比べれば今のほうが、拙くても連載を続けていく意味があると思いますので、これからも継続していきたいと思います。

また私事ですが、11月17日で私も50歳となります。
コラムを開始した頃はまだ42歳だったということなので、月日の経つのは早いものです。
いわゆる朱夏白秋の朱夏も後半に差し掛かりつつありますが、良い白秋を迎えられるためにも、健康に気をつけて頑張っていきたいと思います。

気づいてみるとZETA(元ゼロスタート)を創業して16年目なので、社会人としての半分以上ということになります。
そして今年はサイジニアとの経営統合もあり、久しぶりに上場会社の取締役となり、かつ社長として2社の経営にコミットするという節目の年ともなりました。

よく言われることですが、歳を重ねるごとに一年が過ぎるのがどんどん早くなっていきます。
以前より一層毎日毎日を大事にしていかないと、忙しさに流される毎日になってしまいそうなので、これまで以上に気を引き締めて臨む必要がありそうです。

もう一つ最近感じるのが、新しく入社してくれるスタッフとの年齢差がどんどん広がっていくことです。
幸いまだ大丈夫ですが、そのうちご両親のほうが私より若いスタッフの入社というのも、おそらく間もなくでしょう。

マーケティングに向き合う姿勢

当社は「ZETA CXシリーズ」という主にコマース向けのソリューションを展開していますが、こうしたソリューションを先駆けて導入していただける企業様は、ターゲットする消費者層が若いことが多いと思います。
クライアントでもファッション・アパレル関係の企業様が多いのはそのためですが、その場合当然当社の製品群も、若い消費者層がどういうセンスでマーケティングというものを見ているかを理解している必要があります

人間どうしても年齢を重ねると頭が固くなりがちですが、常に最新のサービスやデバイスを利用して、マーケティングの受け手であるだけでなくメインの情報発信者にもなりつつある若い消費者層と近い感覚を持ち続けられるようにしなければ、コマース企業に喜んでもらえる製品の提供はできません。

ZETAも最近、新規事業を担当するための準備室を設立し、当社でも一番若いエンジニアをそこに配属して新しいサービスの研究開発に取り組み始めました。
まだ事業構想段階であるため、細かい内容を発表するには至りませんが、今後のZETAだけではなくサイジニアグループ全体で育てていけるような良い事業を生み出していければと思います。
100th-post-zeta-column

最適なツールを選択する重要性

マーケティング業界も年々デジタルの比率が高くなり、以前よりさらに変化が激しい業界になってきています。

例えば最近の記事で、FacebookやTwitterはもう中年向けのSNSであるというものがありました。

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TwitterとFacebookは中年向け?”若者に不人気”の興味深い調査結果(2021年10月14日配信)
https://asagei.biz/excerpt/34403
出典:Asagei Biz
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デジタルマーケティングの手法だけでなく、その場所すなわちメディアすら、次々と新しいものが現れては消えていくのが当然の時代です。

私も家族友人とのメインのコミュニケーションツールは、メールからFacebook Messenger、最近はiMessageとどんどん変わってきています。
社内ツールも同様に、ゼロスタート創業時はメールだったのが、その後Chatworkになり、そしてslackへと変化してきています。

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「すべてをメールに一元化」前ライブドア代表取締役・山崎徳之さん(2006年7月27日配信)
https://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0607/27/news013.html
出典:ITmedia エンタープライズ
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ここ数年強く感じるのは、物事の捉え方をどんどんメタすなわち高次にしていかないといけないということです。

例えば上記のコミュニケーションでいえば、ツールの使い方ではなく、どのツールを使うか、そしてどのツールを使うかをどう考えるか、といった感じです。

「どのツールを使うか」で言えば、流行っているものを使う・周りでユーザーが多いものを使う・機能が充実しているものを使うなどですが、「どのツールを使うかをどう考えるか」という視点になると、単に周りのユーザー数や機能だけではなく、「何を重視してツールの選定をするのか」というアプローチになってきます。

そうなると当然、仕事とプライベートでは最適解は変わってくるでしょうし、今を重視するのか今後を重視するのかでも変わってきます。

視座やメタ認知というキーワードも、結局はメタなアプローチをすることが重要であるということの一例でしょう。

自分自身を見つめつつ、よりメタなアプローチを心がけて、良い白秋を迎えられるように朱夏の残りを有意義に過ごしたいと思います。


■関連コラム■

コラム一覧

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【著者情報】
ZETA株式会社
代表取締役社長 山崎 徳之

【連載紹介】
[gihyo.jp]エンジニアと経営のクロスオーバー
[Biz/Zine]テクノロジービジネスの幻想とリアル
[ECZine]人工知能×ECことはじめ
[ECのミカタ]ECの役割
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