ZETA BASKET発表


ECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」の提供開始

先日、ZETA CXシリーズの新製品としてあらたに、ECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」を発表しました。

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購入商品の組み合わせ提案を可能とするECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」を提供開始
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キュレーションエンジンという言葉はなじみがないというか、当社としてもどういう名前を冠とするとわかりやすいかと悩んだのですが、あまりこれまで同様の製品がなくとりあえずキュレーションという名前を付けましたが、今後このジャンルが盛り上がってきたらまた○○エンジンという冠は変えるかもしれません。

何をするための製品かというと、今想定している中では大きく2つの用途があり、「複数の製品を組み合わせる」というものと、「同種の製品のリストを作る」というものがあります。
前者は例えばアパレルでいうとスタイリングやコーディネートがわかりやすいかと思います。
アパレル以外でも、家具のコーディネートや家電の新生活スターターキット、キャンプビギナーセット、スキンケアセットなど、活用シーンはたくさんありそうです。
後者は、まとめて買うというよりもその中のどれかを買う(もしくは選ぶ)というタイプです。
デート向けレストラン一覧とか、初心者向けゴルフコース一覧、泣ける(笑える)映画一覧など、こちらも用途はたくさんありそうです。
またこの後者の場合も、どれか一つに限ったことではなく、コンプリートするようなケース(つまり前者に近い使い方)もあるでしょう。

UGCによってメディア化するコマース

サードパーティーCookieの規制動向により、今後ECサイトはファーストパーティーデータが重要となる、すなわちメディア化していく流れは間違いないと思います。
そのためにはECサイトは単に商品情報と決済の場ではなく、消費者にとって有益なコンテンツをいかに増やしていくかが重要になるでしょう。
もちろんその最有力候補は、レビュー・口コミです。
ECに限らずコマースにおいて、CXを向上させる取り組みは年々重要になってきていますが(サードパーティーCookie規制もその一環といえますが)、CXすなわち顧客体験においては他の消費者の率直な感想というのは、良い購買体験をするために重要なだけではなく、購買プロセスそのものを楽しむためにも重要なコンテンツです。
そして、今後ECというかコマースメディアにおいては、口コミに限らず「消費者が発信する情報と、そこから派生する集合知」をいかに充実させていくかが、カギとなっていきます。

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当社ではすでに、高機能なレビュー・口コミ・Q&Aエンジンである「ZETA VOICE」や、商品情報や口コミからキーワードを抽出してランディングページを生成するハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」を提供していますが、今回発表したECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」はこうした既存の製品との連携も視野に入れ、さらにUGCコンテンツを充実させてCXを向上させるための製品となっています。「ZETA BASKET」では、ECサイト運営者だけではなく、ユーザーもお気に入りの商品の組み合わせを作成して掲載できるのが特徴です。

またECサイトで取り扱っている製品のブランド企業の担当者や、店舗スタッフなどもそうしたコンテンツを投稿することができます。
例えばアパレルであれば、ブランド企業としてのオフィシャル色の高いコーディネート、リテールECサイトでのデータに基づいたコーディネート、店舗スタッフの接客経験に基づくコーディネート、ユーザーの利用体験に基づくコーディネートなど、様々な視点によるキュレーションが可能であり、またそうしたコーディネートに「ZETA HASHTAG」によってハッシュタグをつけたり、商品単体だけではなくコーディネート自体にレビューや口コミをつけることも可能です。
また当社の主力製品は、EC商品検索エンジンの「ZETA SEARCH」ですが、「ZETA BASKET」を導入しているサイトの場合、商品単体ではなくコーディネートを検索したり、またレビューに基づいた人気コーディネートランキングを表示したりすることも、容易に想像できます。

ECキュレーションの将来性

もちろんアパレルだけではなく、前述したように家具やアウトドア系、またホームセンターなどのDIY系においても、そうした商品の組み合わせ需要というのは高いと考えています。
ネットスーパーであればそれはレシピになりますし、書籍や映画であれば任意の目的のまとめリストのようなものになるでしょう。またこうしたキュレーションコンテンツは、サイト内におけるアフィリエイトにもなりえます。もちろんそれはサイトを運営する企業の方針次第となりますが、今後はこうしたサイト内でのキュレーションが、「ユーザーを巻き込んで」サイトを盛り上げていく原動力になるかもしれません。

もちろんこうしたUGCはSNSとの相性も良いので、人気コーディネートをSNS投稿するなどの集客機能としても活用できますし、そもそもUGCなのでSEO効果も見込めると思います。
レビュー・口コミ・Q&Aやハッシュタグに加えて、こうしたキュレーションコンテンツの活用を、是非ご検討ください。


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コラム一覧

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【著者情報】
ZETA株式会社
代表取締役社長 山崎 徳之

【連載紹介】
[gihyo.jp]エンジニアと経営のクロスオーバー
[Biz/Zine]テクノロジービジネスの幻想とリアル
[ECZine]人工知能×ECことはじめ
[ECのミカタ]ECの役割
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【公式SNS】
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【CX向上生成AIソリューション ZETA CXシリーズ】

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