GPT-4のデジタルマーケティングへの活用の本格化


ChatGPTとZETA製品の将来性

ChatGPTのアップデートが発表されました。

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▼引用

「GPT-4 Turbo」発表 より安価で長文対応、23年4月まで学習
(引用元:Impress Watch|2023年11月7日配信)
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ちなみに、当社でも以前からChatGPTの活用については、いくつかアナウンスをしてきました。

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▼参考

「ZETA SEARCH」のチャットオプション『ZETA SEARCH CHAT EXTENSION』をアップグレード、OpenAI社の【ChatGPT】に対応(2023年1月26日配信)

レビューのAI活用第二弾!ZETA VOICEのオプションサービス『コンテンツチェック機能』を提供開始 〜ChatGPTをはじめとするAIを活用し「クチコミ」「Q&A」内の適切でない表現などを自動判定〜(2023年3月22日配信)
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今回のアップデートによって、当社の新たなメインプロダクトとなりつつあるハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」や、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」などにも、最新のGPT-4が活用できるのでは?と考えています。

マーケティングの重要なファクター「AI」

私は、AIというワードはちょっとバズワードになりすぎて使うのはあまり好きではないのですが、とはいえ深層学習や強化学習はそもそもデジタルマーケティングにいずれ活用できるシーンはやってくると思っており、またいよいよそうしたタイミングが近づいてきたのかな?という感想です。
なぜなら、デジタルに限らずではありますが、マーケティングの重要なファクターの一つは、まさにAIが得意とする特徴量の抽出であるからです。

R20231109-gpt-4-digital-marketing-method-column-1

トレンドというのは言ってみればある時期のあるユーザー層における特徴量そのものだといえます。
またハッシュタグというのは、あるコンテンツ(商品情報やレビューやQ&Aなど)における特徴量そのものです。
ZETAでは一貫して、サイトの外部における集客的なソリューションではなく、サイトを訪問したユーザーの利便性を向上する製品を提供してきました。
そしてもう一つ特徴としては、閲覧履歴や行動履歴、上述したような商品情報やレビューなど、基本的には大規模なデータを高速に扱うという点を重視しているというものがあります。

ZETA主力製品「ZETA SEARCH」の強み

よく「ZETA SEARCHの強みはなんですか?」と聞かれますが、常にその答えは「処理速度の速さ」です。
質問した人は、もっと具体的なキラーファンクション的なものを期待していることが多いかとは思いますが、処理速度が速くなければどんなに良いロジックでも実装できないし、逆に処理速度が速ければ潜在的にどんなロジックでも搭載できるのです。
こうした、サイトを訪問したユーザーのデータや、商品情報やUGCを扱うということは、ZETA CXシリーズ内には膨大なファーストパーティデータが蓄積されている、ということでもあります。
大量のユーザーデータを高速に処理する、これこそが、ZETA(当時はゼロスタートでしたが)を創業した当初から一環して目指してきたことなのです。

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創業直後は、そうした方針をSNSにおいて活用を目指しましたが、これは残念ながらビジネスとしてはうまくいきませんでした。
しかし、ECにおいてはこうした方針と、それを支えるテクノロジーが、大きな強みになってきています。
奇しくもサードパーティCookieが規制されようとする今、ファーストパーティデータの重要性というのは多くの人が着目しつつありますが、ZETA CXシリーズはECサイトにおいて扱っているファーストパーティデータの多さと、それらのデータの処理においては、かなり先行をしているのではないかと、考えています。
一方で、蟷螂の斧という言葉もあるように、全部を自社で囲い込むというのはやはりそれは(もしかしたら短期的には良いのかもしれませんが)、あまり得策とは思えません。
GPT-4が進化して、デジタルマーケティングにも活用しうる時期が到来したのであれば、それらも活用してさらなる機能の強化をはかって、クライアントやユーザーにそのメリットを提供すべきでしょう。

GPT-4新機能を活用するハッカソンに協賛

偶然にも私の友人の清水亮さんが、ちょうどChatGPTハッカソンイベントを開催すると発表していたので、ZETAでもささやかながら協賛をすることにしました。

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・ZETA株式会社の協賛によりGPTハッカソンは賞金10万円になりました
https://note.com/shi3zblog/n/n8059d430eb40
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今回は単なる協賛ですが、そのうちに共同ハッカソンや、自社開催ハッカソンなどもやると面白いかなと考えています。
昔、ネットフリックスがレコメンドロジックのコンテストをやっていましたが、それと同じようなものですね。

サイト内検索クエリ、レビューやQ&A、キュレーションなどは、ハッシュタグやリテールメディア広告の、大変よい学習データになるのは間違いありません。
当社の製品群は、そうしたデータを軸にしたスパイラルを重視して展開していますが、GPT-4をはじめとするAIの進化は、そうしたスパイラルの循環を加速してくれるのではないかと思うので、いろいろ楽しみです。


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コラム一覧

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【著者情報】
ZETA株式会社
代表取締役社長 山崎 徳之

【連載紹介】
[gihyo.jp]エンジニアと経営のクロスオーバー
[Biz/Zine]テクノロジービジネスの幻想とリアル
[ECZine]人工知能×ECことはじめ
[ECのミカタ]ECの役割
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【CX向上生成AIソリューション ZETA CXシリーズ】

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