2017年の総括とご挨拶


年末のご挨拶

今年も残すところあと僅かとなりました。

当社は例年、23日の祝日から年末年始休暇になるのですが、今回は1月8日の祝日までの17連休です。
前回は23日から1月9日までの18連休でした。

今年は会社の事業内容については、11期は過去最高売上および利益となりました。
これもひとえに皆様とスタッフのおかげです。
この場を借りて御礼申し上げます。

また12期も11月で上半期が終わりましたが、見通しとしては半期の最高売上および利益となりそうです。

業界のトレンドと当社の方針

ここ1年ほど、既存のお客様からの追加注文を多くいただくようになり、やはりイーコマース自体は各サイトの規模的にもかなりの成長をしていることが感じられます。

また、最近セミナーなどでたびたび言及しているのですが、これからはイーコマースという括り自体があいまいになっていくと思います。

もはや店舗で買うかデジタルというかネット上で買うかは重要ではなく、ネットで見て店舗に買いに行くか店舗にいながらネットで買うか、そのあたりは縦横無尽になっていくことでしょう。

ショッピングシーンの多様化

それをショールーミングというようなネガティブな捉え方をしていても、結局消費者は便利なほうを選びますから、むしろそうした状況をいかに活用するかに注力するほうがプラスに働くし、消費者のメリットも増えることになります。

当社は製品自体がハイエンドということもあり、大手の企業様における導入比率が高めなのですが、大手のメーカー・リテール企業様はだいたい店舗をもともと展開しているケースが多いという特徴があります。

このため今後は当社もデジタルだけでなく、店舗・リアル側へのソリューションの展開を行っていく予定です。

まずその第一弾がレビューエンジンの提供です。

もちろんレビューエンジン自体はイーコマースサイト上に実装されるものですが、その閲覧はイーコマースだけではなく店舗でも行われることが容易に予想されます。

入力はデジタルだが出力はデジタル・リアル両方にまたがるということです。

実際もはや、店舗で買い物をするときでもスマートフォンで情報収集しながらというのはかなり当たり前になりつつあるのではないでしょうか。

インプットの重要性

また今年は、久しぶりに海外出張がありました。

一回目は4月末のオラクル社によるマーケティングイベントへの参加でした。

主にカスタマーエクスペリエンスをテーマにしたイベントでしたが、なかなか良いインプットとなりました。

やはり年に一度くらいは、自分のインプットを目的とした海外での情報収集をしないといけないですね。

また先月はイーサ上のコインをイーコマースに活用する取り組みについて、海外のとあるICOプレイヤーとの提携の交渉に行きました。

こちらはまだまだ十分な検討が必要ですが、今話題になってる「投機対象としてのコイン」には正直興味がないのですが、実際に流通して使用されるコインはイーコマースにおいても重要な役割を担う可能性は高いと思います。

そもそも昔から有るような地域振興券もある意味コインですし、コマースとコインの関係はしばらく研究していく予定です。

ビジネス以外では、今年は優秀なスタッフがまた多く参画してくれ、より一層のチーム強化をすることができました。

オフィスも今年の2月に、10年ぶりに拡張のために移転しましたが、来年4月にはさらに増床する予定です。

採用は引き続き積極的に行っていきますので、特にビジネス企画、セールス、エンジニアでコマース領域の事業に興味がある方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。

BtoB領域への拡大戦略

来年はモール型のイーコマースへのソリューション提供の強化と、 B2B 領域のイーコマースへの注力を加速していきたいと思います。

BtoB領域への拡大戦略

最近、三井不動産様の展開する&mallへのソリューションの提供について発表を行いましたが、今後は個別のマーチャントとモールに出店するマーチャントはより入り乱れていくというのが私の予想です。

個別のマーチャントを展開する企業様への提供はもちろん、モール型の事業展開を行う企業様にも当社のプロダクトはお役に立てるケースが多いかと思います。

特に主力の商品検索エンジンであるZETA SEARCHは、高速処理が一番の特徴のため、モールのような商品数が多い、商品のデータの構造が複数ある、検索される条件の最適化が複雑、というようなケースにはまさに最適です。

また、 B2B イーコマースはもともとB2Cイーコマースの10倍ほどのマーケット規模がありますが、ここからはB2Cなみの高機能性を求められる時期に入りつつあると感じています。

当社のB2Cで培った豊富なノウハウ・経験は、 B2B でも役立つシーンは増えそうです。

今後も当社はより一層のソリューションの強化・進化に注力してまいりますので、どうぞ今後共お引き立ての程、よろしくお願いいたします。


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コラム一覧

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【著者情報】
ZETA株式会社
代表取締役社長 山崎 徳之

【連載紹介】
[gihyo.jp]エンジニアと経営のクロスオーバー
[Biz/Zine]テクノロジービジネスの幻想とリアル
[ECZine]人工知能×ECことはじめ
[ECのミカタ]ECの役割
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